ティクーンは売れるものを売って1000万ドル輸出を達成しました。
越境直販(海外市場への直接販売)は、グローバル市場における競争力を高める重要な手法です。
ティクーンは、韓国や中国の企業が日本市場に進出するための強力なサポートを提供しており、これまでに数多くの成功事例を生み出してきました。しかし、残念ながら日本の企業がティクーンを活用して韓国や中国市場に進出した事例は、未だ確認されておりません。
近い将来、日本企業がティクーンを通じて韓国や中国市場へ進出することを願い、
ここではティクーンが韓国や中国から日本市場への進出を成功させた事例をご紹介いたします。
日本向け販売の成功と課題:売れる商品と選択の重要性
ティクーンは宅配ボックス、名刺、ステッカー、実写印刷物、エアー看板 、容器を日本に販売してきました。日本製品より安く、品質も良かったため、売れない方が不思議でした。他社より安くて良い商品を販売するのに、売れないはずがありません。そうした競争力のある商品を適切に選んだからこそ成功しました。
2012年には300万ドル、2014年には500万ドル、2017年には1000万ドルの輸出の実績を達成しました。その後、コロナ禍やティクーンのプラットフォーム事業への転換によりペースは鈍化しました。日本もコロナ禍で深刻な不況に陥りましたが、それでも2023年には日本で23億8921万円相当を販売しました。
越境直販の本質:売るのではなく「売れる」こと
越境直販は、極端に言えば「売る」のではなく「売れる」ことです。特に小規模な企業では、広告を駆使して販売するにも限界があります。しかし、必要とされる商品で競争力があれば、最小限の広告でも成果を出せます。ティクーンはそうした商品を見極める能力に優れていました。ティクーンは製造業者ではなく、単なる流通業者に過ぎませんでした。それでも、韓国製品を日本で販売する競争相手がいなかったため、独自の努力で市場を切り開くことができました。
もちろん、ティクーンも十分な資金があるわけではありませんでしたが、必要に応じて多少の借金をしてまで積極的に広告を展開しました。この判断は非常に良い結果を生みました。
「売れる商品を売る」、そして「商売になることをする」
これが基本です。
競争力のある商品が商売の鍵
日本向け販売を支援する中で、多くの人々と意見を交わす機会があります。ティクーンも成功している会社ですが、それでも「これを売れ」と言われてもやりたくない商品がたくさんあります。
売れる商品とは、需要があり、競争力のある商品です。しかも、その競争力が確実でなければいけません。そうでないと軌道に乗るまでに莫大なコストがかかります。小規模な会社では、その負担を抱えるのは非常に難しいでしょう。
以下のような商品が売れる商品と言えます。
・無ければ困る商品
・あれば非常に便利な商品
・使う人に喜びを与える商品
加えて、競争力が必要です。
必需品でなければ販売は難しく、中途半端に良い商品も売るのは困難です。また、いくら優れていてもコストパフォーマンスが良くなければ、買い手に選ばれることはありません。
自社の商品が「無ければ困る商品」なのか、「あれば非常に良い商品」なのか、さらに「価格競争力があるのか」を冷静に見極める必要があります。これらの条件を満たしていない商品は、販売を試みるべきではありません。特に代替品がある商品や、絶対的に必要ではない商品は売るのが非常に難しいです。
商売も同じ:唯一無二でなければ意味がない
あまり競争力もなく、なくても困らない商品やアイテムで商売をするからダメなのです。
例えば、松茸くらいならともかく、曖昧な健康食品は売れない。効能もはっきりせず、適度に良い商品は売れません。特に、「あればあるほど良いもの」、このような商品はたくさんあっても多すぎる。人々はこのような商品にはあまり関心がありません。
判断力の重要性
売れない商品やビジネスアイテムを手放せず、無理に続ける人が多くいます。特に国内向けの自営業でこの傾向が顕著です。その結果、自営業がうまくいかないことが少なくありません。
事業が成功するかどうかを見極める「判断力」が何より重要です。判断力が欠けていると、気づかないうちに失敗の道へ進んでしまいます。一度失敗してから泣き喚いても、後の祭りです。
商売や事業は、成功の見込みがない商品やアイデアでは絶対に始めるべきではありません。それでも、多くの人が判断を誤り、無駄な努力を続けてしまうのが現実です。
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